ワンラグナの帰還

その夜、ワンラグナは久しぶりにゆっくりと飼い主のベッドで眠りました。

そしてやっぱりこのベッドが一番寝心地がいいと思いました。

どかされたゼムナチュはそのまま床の上で眠ってしまったようです。

ワンレオンは、心地よさげに眠る飼い主を暖かく見守っていました。

ワンラグナの帰還

夜のベッド争奪戦。

ちゃっかりKHセフィロスのとなりをキープしていたゼムナチュを無理矢理どかせるワンラグナ。

ワンラグナの帰還

そこに、ワンラグナがさりげなく通りかかりました。

セフィロスの後ろを通り過ぎるとき、ひっそりと言葉を残していきました。

自由を愛するワンラグナですが、飼い主の気持ちは大切にしているようです。

ゼムナチュの気持ちはどうでもいいようです。

ワンラグナの帰還

悪臭のするゼムナチュは、ひとりお庭に残されてお風呂に入れられました。

大変、体重のある大きな赤ちゃんワンコなので、洗ってやるのも一苦労です。

ワンラグナの帰還

飼い主らしく、迷惑赤ちゃんワンコをフォローするKHセフィロス。

ワンラグナはあちらを向いていますが、神妙にお話を聞いているわけではないと思われます。

ゼムナチュではなく、綺麗なKHセフィロスに見とれているだけなのかもしれません。

ワンレオンはじーんとしています。

ワンラグナの帰還

未だにおトイレのしつけができていないゼムナチュ。

またもや道の真ん中で粗相をしてしまいます。
ワンラグナはゼムナチュに「鬱陶しい」という表情しか見せません。

ワンラグナの帰還

喜んだあまりお腹がすいたのでしょうか。

ゼムナチュはいつもの勢い以上でご飯をがっつきました。

ワンラグナはひどく鬱陶しそうに、赤ちゃんワンコを退けました。

ワンラグナの帰還

翌日、マッタリとワンラグナが帰ってきました。

即座にお小言を述べるワンレオン。彼は飼い主のKHセフィロスに心配をかける、わがままなワンラグナのことが不愉快なのです。

ゼムナチュはただ普通に喜んでいるだけです。

ワンラグナの帰還

ワンラグナがレオン＆クラウド家に遊びに行っているころ……

ゼムナチュはひとりで眠っていました。

ワンラグナのことを夢に見ています。

いつも意地悪ばかりするワンラグナですが、ゼムナチュはワンラグナを慕っているようです。