獅子雲の日常

退屈をもてあましているワンラグナ。

今日もふらふらと飼い主の目を盗んで街に出ました。

オールドタウンのペットショップを荒らし、天敵のしゃべるオウムと舌戦を交わした後、お腹をすかせてご近所の家に迷い込みます。

ワンコトレイが置いてあったものの、残念ながら中身は空。

筋違いの文句を吐きだしている自己中心的なワンコでした。

獅子雲家の動物たち

のんきに「楽しそうだな……」というレオン。

いや、レオンというのは良い人物なのです。
むしろ良い人過ぎて、いささか鈍感なのかも……

リク犬がずばり核心をついていますが、本人は最期まで、動物どもの微妙な空気に気づくことはできませんでした……

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ロクサスをこっそりと励ましているところ……偶然通りかかったソラ犬に見られてしまいます。

ソラ犬はリクと一番の仲良し。

いっきに頭に血が上ったらしく、激しい言葉を投げつけるソラ。

きっとリク犬は、事情の説明に、丸一日を費やさねばならないでしょう。

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さっそくリク犬は中庭で遊ぶロクサスを見つけ、さりげなく気遣いをみせます。

ロクサスも穏やかな気性のリクとは安心して話すことができるのです。

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ロクサスのほうには、自分の方からそれとなく話をしてみるとのこと。

リク犬は頭の回転も速いのです。

そう、ぶっちゃけＫＨクラよりも。

ＫＨクラは悪い子ではないのですが、いつでも自分のことで一杯一杯の子です。

ワンコたちのことにまで気を配る余裕がないのかもしれません。

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その後、リクのシャンプーをしてやりながら、さきほどの経過を報告するクラウド。

リクは気配りある発言をしています。

ある意味、この家でのリク犬は、ＫＨセフィロス家のレオン犬と同じような立場なのかもしれません。

ただ、リク犬はワンレオンよりも要領がよいので、それほど困惑することはなさそうですが。

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しかし、ワガママクラにも注意されてしまうソラ。

クラウドはロクサスのことを可愛がっているし、ひいきしているのだと信じ込んでいます。

ですから、クラが言っても、ただの説教にしか聞こえないのでしょう。

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リクにも注意されるし、ソラは面白くありません。

そこで、クラのところに遊びに行きます。

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さりげなく、クラやレオンたちも心配していると忠告するものの、あくまでおのれの主観でのみ、発言するソラ。

ようは幼いのです。

ワンラグナのような悪魔的キャラでないのを祈るばかりです。